鋳造事業の内容

亀山鋳造所は高い技術と低コストを実現

亀山鋳造所は1946年(昭和21年)に創業して以来、チャレンジ精神を忘れずに成長し続けてきました。その成果といえる亀山鋳造所の事業内容を紹介いたします。

亀山鋳造所が自信を持ってご提供するトップレベルの技術と製品

最新の製作技術

亀山鋳造所の売上の約8割を占めるのが自動車用プレス金型鋳物です。3D CAD/CAMの導入、 フルモールド鋳造法の採用によって、急成長を遂げることができました。

3次元で高精度な3Dモデル設計

亀山鋳造所では3D CAD/CAMの導入により、試作型をパソコン画面でシミュレーションすることができます。模型を作る前に完成イメージを画像で確認することができ、細かな修正も行うことができます。

鋳造品の3Dデータ作成には、抜き勾配(金型を抜きやすくするため製品につける傾斜)やPLの設定などに特有の問題が生じることが多々あります。“鋳造のプロ”である亀山鋳造所のCADオペレーターでしたら、さまざまな手法、アイデアを駆使してトラブルをクリア。お客様のご要望にきめ細やかに対応いたします。

CAD画像3Dモデル設計

画期的な低コストのフルモールド鋳造法を採用

亀山鋳造所の鋳造技術の柱である「フルモールド鋳造法」は、発砲スチロール模型(FMC)が製作の軸となります。従来の鋳造製品は、木型などを用いていましたが、発砲スチロール模型を使うことによって大幅なコストダウンを実現。3D CAD/CAMによる3次元設計と連動させ、複雑な形でも自由自在に製作することができます。また、作業の途中での模型の形状変更がしやすいのも強み。独自のシステムで製作期間が短縮され「短期間で納品して欲しい!」というお客様の期待にしっかりとお応えいたします。また、試作モデルとして実物大新幹線モデルや潜水艦など特殊なものまで可能ですので、お気軽にご相談下さい。

発砲スチロール施策プレス金型

~ほかの高品質の鋳物製品~

独自に開発した工作機械

亀山鋳造所にはお客様の「こんなのあったら便利」を形にする“発明家”の面も持ち合わせています。そのなかでヒット商品といえるのが、付着防止器具「亀キャップ」です。これは銅板を溶断する際に、4つのトンガリ部でカットする被切断材を支えることにより、ガスノロのほか、かえり、バリといった分断時にできる鋭利な部分が被切断材に付着するのを防ぎます。

ほかにも、水中ポンプなどに使われるポンプ羽根をはじめとした多種多様な工作機械や独自開発の大型銅合金鋳物います。

付着防止器具亀キャップ

日本のものづくりの基本となる、量産金型鋳物

亀山鋳造所の売上の80%を占めるのが自動車用プレス金型鋳物です。日本が世界に誇る自動車産業にはなくてはならないものであり、世界最高水準の品質を求められます。新しい車種が発売される1~2年前から、自動車メーカーの部品担当者様から金型の依頼をいただき、3D CAD/CAMで設計したうえで、フルモールド鋳造法でつくり上げていきます。

自動車用プレス金型鋳物

長年培ってきた技術が光る、製鋼メーカー鋳型定盤

製鋼メーカー様が鉄や銅を溶解する際に用いる、インゴットケースや鋳銃器などを製作しています。現在、製鉄所の一般工程では使われませんが、特殊な銅を溶解する際には、昔ながらの手法としてインゴットケースが用いられ、亀山鋳造所では長年培ってきた鋳型の技術で高い品質を維持しています。

インゴットケースと鋳銃器

計量器などに使われる、高品質大型定盤鋳物

測定やケガキ(穴あや切り出しの位置を決めること)の際に必要となる高精度な水平の土台「精密定盤」を手がけています。上にのせるものの寸法や質量などに合わせた、サイズ・強度を算出し、機能性の高い定盤を製作していきます。フルモールド鋳造法で行うため、単品ごとの設計でも低価格でつくることができます。

高品質大型定盤鋳物

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